50代の独身男性です。早期退職した自由人です。趣味のオーディオや音楽について語ります。
こんにちは。
昨日、某オーディオショップ主催の、「冬のオーディオ大商談会」に行ってきました。
今回は前回の反省から、手持ちの愛聴ディスクを3枚持って行きました。
まずは一番のお目当ての、アキュフェーズのブースに行きました。
システムはこんな感じです。
SACDプレーヤーは、DP770。フラッグシップのプレーヤーで、定価150万円です。
プリアンプは、前回聞いて音が素晴らしく、今回もこれを一番聞きたくて行ったのですが、そのお目当てのC3900はなく、1つ下のグレードのC2900ともう一つ下のモデルしかありませんでした。C2900は定価150万円でした。
パワーアンプはP4600です。定価は70万円くらいです。
今回はスピーカーが、前回のTADではなく、JBLでした。
見た目は立派ですが、定価はペアで100万円と、ハイエンドと呼ぶにはちょっと安いスピーカーで、まあミドルクラスの製品でしょうか。
これで手持ちのCDを聞かせてもらったのですが、結果から言うと、どれも大していい音はせず、自宅のシステムの圧勝でした。
前回聞いたものとの違いはプリアンプとスピーカーだけですが、私はスピーカーが役不足というか、このJBLのスピーカーが悪い音の一番の原因だと思いました。
やはりB&Wとは、全然音が違います。
クラシックを聴くにはやっぱりB&Wの方がいいと思いました。
今回聴いたJBLのスピーカーは、音がスピーカーにへばりついているというか、明らかにスピーカーユニットから音が出ているように聞こえ、音が平板で、空間表現や、立体感がいまいちというか全くダメでした。
あとはCD再生ですが、音に雑味を感じ、音の透明感や、鮮度といった面でも、自宅のシステムより、2歩も3歩も下の次元の音でした。
さすがにこの音では満足できません。
CDプレーヤーは私のDP570より上のモデルなんですが、全然いい音がしませんでした。
しかし逆にちょっと嬉しいというか、やっぱり我が家の音は最高だと思い、もうこれ以上買い替える必要はないという安心感やら、何やら勝ち誇ったような気なって、気分は悪くありませんでした。
あとのブースも立ち寄って、ミドルクラスの機器を試聴させてもらいましたが、当然音は私のシステムの足元にも及ばず、よしよしと自分のシステムの音の良さを確認して、一人で悦に入っていました。
ところがです、あるブースの音を聴いて、おったまげました。
ストリーミング再生で、私の愛聴盤を何枚か聴かせてもらったのですが、すべて自宅で聴いているよりいい音で鳴っていました。
これささすがにショックでした。
そのシステムは、写真に撮るのを忘れてしまったので、ネットワークプレーヤーの写真しかありませんが、そのネットワークプレーヤーというのがこちらです。
ブルーサウンドから新しく出た、NODE NANO というネットワークプレーヤーです。
写真で見てもわかるように、大変に小さく、とにかく値段がめちゃくちゃ安い、定価6万円の製品です。
まさかこんなちっぽけで安物の製品からこんなすごい音が出るとは、思ってもみませんでした。
ちなみに写真はありませんが、スピーカーは、カナダのパラダイムというブランドのスピーカーで、定価がペアで200万円のものでした。
アンプは聞いたことのない、やはりカナダのメーカーで、名前は忘れてしまいましたが、がたいの小さな、それこそ見た目には全然高級感のない安っぽいつくりのセパレートアンプでしたが、値段は、プリとパワー合わせて250万円だそうですから、決して安物ではありません。
要はシステム全体で、約500万円のシステムです。
金額的には私の家のシステムとほぼ同等です。
ですから音も同等なら納得は行くのですが、いかにせん送り出しのネットワークプレーヤーが、まるでおもちゃかと思うようなちゃちなものなので、これで我が家より素晴らしい音が出るのが本当に信じられませんでした。
私のシステムはアキュフェーズのDP570にUSB接続でサウンドジェニックプラスのNASをつなぎ、アキュフェーズをDACとして使っていますが、定価70万円のアキュフェーズと6万円の NODE NANO で、もしかしたらNODE NANOの方が音がいいのではないかと思えてしまいました。
NODE NANOを買って我が家のシステムに導入すれば、アキュフェーズとの比較試聴ができます。
私はコンピューター関係が苦手なので、ネットワークプレーヤーを購入しても、設定がわからなかったり、不具合が生じた時の不安があり、それが購入のネックになっていますが、この値段なら、もし買ってみてダメでも、全然諦めがつく値段ですし、もし本当に今の音より良い音になればしめたものです。
これは導入してみない手はないなと思いました。
それにしても我が家のシステムの音も、試行錯誤の末、やっといい音で鳴るようになり、これ以上の音はそうそうは聞けないだろうと自負していたのですが、実際いい音を聴いてしまうとちょっと悔しく、癪に障ります。
しかもこんな安いおもちゃみたいな製品に負けるのかと思うと、ちょっと納得がいきませんが、オーディオは値段じゃありませんからね。
もしこのネットワークプレーヤーで本当にこんなに素晴らしい音が出るのなら(現に目の前で素晴らしい音が出ているではありませんか)、例えばLINNの680万円もするフラッグシップのネットワークプレーヤーを買うなんてほんと馬鹿です。
でもさすがに680万円と6万円が同等の音というのはちょっと信じがたい気がします。
スピーカーの性能がいいからだろうかとか、アンプがすごいのかなとも思いましたが、いくらスピーカーとアンプが良くても、プレーヤーの音が悪ければ、普通はここまでいい音はしないはずです。
ですから、きっとこのネットワークプレーヤーの音はいいのに違いありません。
だとすれば、まったくの革命というか、価格破壊もいいところです。
そのあと店頭に、ソナスファベールのスピーカー、アマティーとLINNのネットワークプレイヤーが鳴っていたので、それでも自分の音源を試聴させてもらいましたが、そちらも我が家のシステムより上の、いい音がしました。
ただしそちらはスピーカーが600万円、ネットワークプレーヤーが350万円、パワーアンプが70万円と、合計で1000万円のシステムですから、これは負けてもしょうがないので納得ができます。
しかしNODE NANO のシステムの音は、これとほぼ同等の素晴らしい音でした。
これはブルーサウンドのNODE NANO、購入大検討です。
また悩みができてしまいました。
それではまた。
こんにちは。
目の病気で大変な日々を過ごしてきた今日この頃ですが、実はそんな中、ちょっと大きな買い物をしてしまいました。
先日、ヤフオクに、ジェフロウランドのシナジーというプリアンプが出品されていて、それが私が以前からずっとほしかったもので、状態もよさそうだったので、本気で入札して、落札してしまいました。
値段は27万円です。
シナジーには、初代のシナジーから、シナジー2、シナジー2i とモデルチェンジがあり、3世代あるのですが、私の購入したのは、初代のシナジーで、しかも出力トランスのついていない初期ロットのモデルです。
ネットで調べたのですが、この初代のシナジーでも、初期の出力トランスがついていないモデルの方が(マニアによると)音がよく、以降に発売された出力トランス付きのものは、音の滑らかさはあるものの、音がおとなしくなり、いまいちだとか、そして以後の、シナジー2やシナジー2iも同じで、実は初代の初期ロットのものにしか、独特の美音は出せないのだそうです。
私もはじめは知りませんでしたが、ペアになるパワーアンプの同じくジェフロウランドのモデル10を購入した際に、シナジー2だったか2iだったかは忘れましたが、確か2iだったと思いますが、それと組み合わせて試聴したところ、あまりにも音がおとなしすぎて、全然メリハリがなく、ちっともいい音だとは思いませんでした。
その時はオーディオショップの人に無理を言って、送り出しのCDプレーヤーとスピーカーは、どちらも我が家で使っているものと全く同じ機材で試聴させてもらいましたから、さすがにそのプリアンプ、シナジー2iを買おうとは思いませんでした。
その後、私はシナジーが生産終了になった後に出た、コンチェルトというプリンアンプを手に入れて、それが現在我が家のメインシステムで現役で活躍しているプリアンプですが、そちらの音は素晴らしく、やっぱりシナジーとは相性が良くないんだとずっと思っていました。
ところが私が今使っているパワーアンプ、モデル2も、発売当初、ペアになるプリアンプはシナジーだとされていましたし、シナジーがベストマッチの組み合わせだとされていましたから、シナジーで音が良くないのはおかしいと思っていましたが、実は私は出力トランスなしの初代の音を聴いたことがなかったのでした。
そして今回、一期一会の出会いにより、モデル2、あるいはモデル10ともベストマッチとなる、ジェフロウランドのプリアンプ、初代シナジーを手に入れたのです。
デザインは実に個性的で、最初に見た時は、こんなに奥行きのないデザインで、いい音が出せるんだろうかとか、なんて美しいアンプなんだろうと、息をのむほどでした。
ずっと欲しいと思っていましたが、1996年発売当時の定価が、119万円と、当時の私にとってはあまりに高価で、手が出せない代物でした。
それが28年経った今、ついに私のものとなったわけです。
今回購入したものは、傷もまったくないですし、今のところ動作もほぼ正常に動いていますから、非常に状態の良いものを運良く手に入れたということです。
車に例えるなら、昔から憧れだった、旧車のスポーツカー、たとえばロータスヨーロッパを、今手に入れたようなものです。
なんだかすごくうれしいです。
しかしまだメインシステムにはつないでいません。
なんだか怖くて、なかなかつないでみる勇気が出ません。
もしそこで何か不具合でもあったら、それこそまたものすごいストレスで、冗談ではなく、本当に再び目に穴が開いてしまいますからね。
まずはサブシステムのプリとして使って様子を見ています。
今のところ動作にほぼ問題はありませんが、ほぼと書いたのは、実は入力切替が本体ではできず、最初は焦りましたが、リモコンでならできます。
そして不思議なことに、一度リモコンで切り替えた後なら、本体でも正常に動作して、入力を切り替えることができます。
不具合はその1点のみです。
それなら使用上何の問題もありませんので、それで動作はほぼ問題なしと書いたわけです。
ただし初めはリモコンが全く反応しませんでした。
それもあせって、中古オーディオショップに電話して、修理を依頼したところです。
ところが現在修理依頼が殺到していて、一時的に修理を全部断っているそうで、いつ再開するかわからないと言われてしまいました。
そんな馬鹿な、それじゃあこの先私のオーディオの趣味が成り立たないじゃないですか。
壊れたらもう終わりですか。修理を受け付けないだなんて、なんて世の中になったんだと、それはそれで大問題ですが、リモコンはあることをしたら直りました。
これもネットで調べたのですが、ジェフロウランドのリモコンは、電池がなくなったリモコンをそのままにしておくと、今度新しい電池に入れ替えても使えないそうで、直し方は、電池を入れる場所の両端の金属ボタンをショートさせることだと書いてあり、その通りにしたら見事に直りました。
しかしそんなこと、説明書を読んだってどこにも書いてありませんし、ほんと、ネットがあって、ネットで調べれば何でも出てくる便利な時代だからいいようなものの、普通の人にはわかりませんよ。あまりに不親切です。
とにかくそんなこんなで、買ってすぐはいろいろと焦りましたが、その後は問題なく使えています。
肝心の音はどうかということですが、まだメインシステムで聴いていないのでわかりませんが、おそらく思ったほど良い音ではないというか、今使っているコンチェルトの方がいいと思います。
今のコンチェルトからシナジーに替えたら、たぶんがっかりするだろうと思います。
一言でいうと、濃厚で深い音だけど、フレッシュさがなく、ちょっとビンテージっぽさを感じる音です。
それがサブシステムで、プリアンプとして使って聴いてみた感想です。
ですからこってりとした濃い音がして、それはそれで美音なんでしょうが、今使っているコンチェルトのフレッシュさというか、音の鮮度とか、音離れの良さというか、現代的で、さわやかですがすがしく、みずみずしい音が影をひそめてしまうような気がします。
やはり名機とはいえ、もはやビンテージのアンプですからね。
やはり新しいアンプにはテクノロジーの進歩を感じるというか、逆にモデル2はビンテージにあたるアンプですが、それとコンチェルト・プリの組み合わせが奇跡的にマッチして、偶然にも奇跡的ともいえる美しい音を奏でているのではないかと思います。
今の音が最高なのに、わざわざ替える必要はないというのが私の結論です。
だったらシナジーなんて買う必要はなかったのかというと、それは違います。
車だって、マニアで金持ちの人は何台も持っているでしょう。
それと同じです。
所有する喜び、それがあります。
そしてシナジーの音は、サブシステムで堪能できますから。
ますます私のオーディオライフが豊かになりました。
でもいい加減オーディオに散財するのは、これで最後にしないといけないなと感じています。
それではまた。
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