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オーディオマニア

50代の独身男性です。早期退職した自由人です。趣味のオーディオや音楽について語ります。

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オーディオの試聴会に行ってきました

こんにちは。


 


一昨日はクリスマスイブでしたが、私は街へ出かけました。


 


別にクリスマスは関係なく、行きつけのオーディオショップで、冬の大商談会なるイベントを開催していたからです。


 


普段は店頭にも置いていない高級機器を試聴できる、めったにないチャンスです。


 


もちろん私はもうこれ以上オーディオ機器に投資するつもりはありませんが、自宅の音と比べて、どれほど良い音がするのか聴きたくて、行ってきました。


 






まずはアキュフェーズと、ソナスファベールのブースから。


 


やっぱりいい音がします。でも値段が相当高いです。


 



 



 


CDプレーヤーとプリアンプ、パワーアンプで250万円です。それにこのソナスファベールのスピーカーが380万円しますから、合わせて630万円です。


 


ちょっと手が出せる金額ではありません。


 


高級車1台分です。第一アキュフェーズのアンプは大きくて重たく、とても私の手では持ち上がりませんから、自宅に入れるにはあまりも非現実的です。


 



 


続いてはピエガのスピーカーにオクターブの真空管アンプ、出力はリンのネットワークプレーヤーです。


 


先ほどのブースより、こちらの方がさらに良い音がしました。私の自宅の音とは明らかにグレードが違います。


 


値段は、スピーカーが300万円、アンプが220万円、そしてネットワークプレーヤーが300万円で、合計820万円です。


 


もうため息しか出ません。


 



 


続いてはまさに現代テクノロジーを駆使したシステムで、出力は新発売のNAS、フィダータです。


 


スピーカーに見えるのは、英国KEFのシステムですが、なんとネットワークプレーヤーとデジタルアンプ内蔵で、これとフィダータを買うだけで、あとはRoonというサービスとストリーミングサービスの月額使用料、合わせて月3000円を払えば、ネット上から好きな音楽を聴き放題できると言う、まさに現代ネットワークオーディオシステムです。


 


値段はKEFのスピーカーが75万円、フィダータはNASにもかかわらず、なんと130万円です。


 


両方合わせて205万円です。決して安くはありませんが、前のシステムと比べると、1/4です。


 


私の自宅システムと比べても、半分の値段ですから、ハイエンドオーディオとしてはかなり安い値段です。


 


では音はどうだったかというと、前のシステムよりさらに良く、いつも聴いている愛聴盤の音を聴かせてもらいましたが、もううっとりするような音色で、私の自宅の音とは雲泥の差でした。


 


やはりネットワーク再生の方が、CDプレーヤーより上でした。


 


現代テクノロジーの進化をまざまざと見せつけられる形となりました。


 


自宅の半分の値段でこんなにすごい音が聴けるなんて、なんだか悲しくなりました。


 


いっそのこと自宅のシステムを全部処分して、こちらに買い替えたいとも思いましたが、下取りに出しても大した値段では買ってもらえないのがわかっていますから、そう簡単には買えません。


 



 


最後に見たのが、こちらのリンのブースです。これだけは特別に個室の試聴室でやっていました。


 


構成はリンの最新のフラッグシップのネットワークプレーヤーに、NASは我が家と同じサウンドジェニック、パワーアンプもリン、スピーカーもリンです。


 


実はこのシステムの音が、今回聴いた中で最高の音でした。前のKEFの音も素晴らしかったですが、こちらはさらに上、どうしてこんなにいい音がするんだろうと不思議になるくらいの、もはや別世界の音でした。


 



 


ちなみに値段は、ネットワークプレーヤーが650万円、アンプが50万円、スピーカーが80万円で、合計780万円のシステムです。


 


プレーヤーに対してアンプとスピーカーは低価格のものでしたが、これはあえてそうしたそうで、要はいい音になる絶対条件は、音の送り出し、つまりプレーヤーが何より重要で、アンプやスピーカーはそこそこのものでも十分にいい音が出ると言うことを示したかったのだそうです。


 


確かにとてつもなくいい音で、もうこれ以上はあり得ないと言う非の打ちどころのない音でした。


 


これもネットワークプレーヤーにプリアンプが内蔵されていて、曲の選択から、ボリューム調節まで、すべて手持ちのタブレット上からできます。


 


これはパワーアンプが入っていませんが、パワーアンプ内蔵モデルもあり、それだとスピーカーを足すだけで、システムが完結します。


メーカーの方が言うには、パワーアンプはデジタルアンプで、大きくて重い高級アンプで鳴らすよりも、アンプ内蔵のこのシステムで鳴らした方が音がいいそうで、もはや大きくて重たく、さらに熱くなり電力も食う昔ながらのアンプはもはや必要ないと言うことです。


 


これもテクノロジーの進化なんでしょうね。


 


とにかく音を聴いてしまうとすべてに説得力があります。


 


このネットワークプレーヤーはフラッグシップですが、その下に120~150万円クラスと、一番下のグレードは70万円のものもあります。


 


違いは音質だけだそうで、音がどれくらい違うかは、店頭で後日試聴させてもらうしかありません。


 


音を聴いたらやはり欲しくなってしまいました。


 


でも高級車より高い値段ですから、おいそれと買えるものではありません。


 


いったいどんな人が買うんでしょうか。普通のサラリーマンに買える金額ではありませんよね。


 


とにかく自宅の音とのあまりにも大きな違いを聴かされて、ちょっと落ち込んでしまいました。


 


今までオーディオにかけてきたお金と労力が、なんだか馬鹿らしく思えてきて、もうオーディオなんかやめてやろうかという気持ちにもなりました。


 
そんな悶々とした気持ちで帰路につきましたが、街はすごい人で賑わっていて、そういえば今日はクリスマスイブだったと思い出しました。


イルミネーションが綺麗でしたが、私には眩しく感じ、そんな中、ちょっとだけクリスマス気分を感じようと、小腹がすいたのでMacに寄って、スパチキのセットを食べました。


 


私のささやかなクリスマスチキンです。

それではまた。

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NASの音が素晴らしい音に変わるまで 3

こんにちは。

さて前回からの続きです。

コンセントの極性を変えて、音はよくなったものの、まだCDプレーヤーより悪いです。

もうこうなったら最後の手段と思い、49000円のACアダプターを購入してみました。

アイファイオーディオというメーカーの、アイパワーエリートというACアダプターです。

たかがACアダプターに、5万円近い値段とは、オーディオをやっていない普通の人から見たら、考えられないでしょう。

私も初めはそうでした。

USBケーブルだってそうです。パソコンとプリンターをつなぐ安物のケーブルだって、ちゃんと音は出ます。

ネットで調べても、ケーブルで音は変わらないと断言している人もいますし、変わったと言う人もいて、正直私もどちらを信じたらいいのかわからず、半信半疑でしたが、いざ1万円のケーブルにしてみたら、音は劇的に良くなったので、ケーブルで音は変わらないなどというのは全くのでたらめで、理由はわかりませんが、ケーブルで音が変わると言うのは事実です。

ですから、ノイズを除去するACアダプターに変えたら、音が良くなると言うことも十分考えられるので、思い切って5万円を投資してみました。

するとやはり音は激変しました。

とにかく解像度が確実に1ランク上がりました。

しかしよく聴いてみると、喜んでばかりはいられませんでした。

解像度と引き換えに、乾いた感じというか、広域の伸びやかさがなく、ボーカルにわずかにハスキーさが感じられます。

エネルギー感も後退して、全体に繊細だけどおとなしい音になりました。


そして弱音部と強音部の音量差が激しくなり、聴いていてすごくストレスを感じてしまいます。

さらにいただけないのが、広域の伸びやかさやエネルギー感からきているのだと思いますが、やはりバイオリンの音、特に広域が全然伸びやかさがなく、痩せて細身なうえに、すごく神経質ななり方をするのです。

バイオリンソナタを聴いても、バイオリンの音が小さく聞こえ、ピアノの音はすごく良くて、鳴りっぷりもいいのですが、バイオリンの音が後退して、ピアノが主役になってしまい、バイオリンとピアノのバランスが全くおかしくなってしまいます。

これはもう音質云々というより、不具合ともいえるレベルです。

これでは残念ながら、NASの音は聞くに堪えられません。

僅かの解像度や繊細さよりも、マイナス面の方が明らかに大きく、これでは使えません。

さすがにここまでやってダメなのだから、もうNASは諦めようと思いました。

悔しいですが仕方がありません。CDプレーヤーで聴くしかないと思いながらも、今度こそ最後の賭けだと思い、ダメもとでACアダプターの電源ケーブルの交換を思いつきました。

またヤフオクで、カナレの3mの電源ケーブルを購入しました。

1万円弱の出費です。

これも元はと言えば、ショップ店員のアドバイスですが、今まで家電量販店で買った安物の電源タップから、ACアダプターの付属の電源ケーブルでつないでいたのですが、それを3mのケーブルで、壁コンセントから直接ACアダプターにつないでみました。

するとどうでしょうか。つないですぐ、まだエージングもまったくされていない状態ですが、劇的に音が良くなりました。

これには私も腰を抜かさんばかりに驚きました。

USBケーブルを交換した時の音の変化にも驚きましたが、その時以上の大きな変化です。

そしてただ音質がグレードアップしただけではなく、今までの問題点が、すべて解決しました。

まず音のエネルギー感が増し、ボリュームを1ポイント小さくしても音が小さく聞こえません。

今まで気になっていた弱音部の音量も大きくなり、さらに弱音部でも音の表情がちゃんと聞こえ、一方強音部でも音がそれほど大きすぎることはなく、ちょうどいい音量で聞こえます。

まさに演奏による強弱だけで、やっぱりこれが本来の聞こえ方だったんだと納得しました。

そしてバイオリンを聴いても鳴りっぷりが良く、痩せたり、広域がきつそうだったりすることはなく、伸びやかで朗々と鳴ります。

ボーカルを聴いてもまったくハスキーな感じはなく、艶と潤いに満ちた非常に美しい声です。

ピアノとオーケストラはもともと良かったのですが、オーケストラの分離や立体感、空間間がさらに増し、音の鮮度も上がって、ものすごくリアルで迫力のあるオーケストラが聴けます。

ピアノの音色もさらに美しく、ピアノだけでも立体感、空間間を感じます。

これこそがまさに私の求めていた、理想の音です。

解像度と音色が見事に両立した、最高の音です。

チェロを聴くと、ビブラートの美しさや、低域の表情などがとてもリアルで、胴鳴りの響きも、まるでスピーカーから出ている音が、電気信号を再生した音ではなく、スピーカーが楽器になって、スピーカーのボディーが鳴っているかのように聴こえます。

もはやスピーカーが楽器にしか見えなくなりました。

とにかくこれで100%、大満足です。

それにしてもここまで来るのは本当に大変でした。オーディオはやはり難しいです。

でも奇跡が起こったとしか言いようがなく、最後に本当に素晴らしい音が聴けてよかったです。

この音が一時的なものではなく、ずっと継続してくれと願うばかりです。

それではまた。




左上がサウンドジェニックのNAS、その下がHAB、右上がアイファイエリートのACアダプター、その下につながっているのが、カナレの電源ケーブル




カインの真空管プリアンプ つながっていません。単なるインテリア兼、照明器具です。




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無職
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オーディオ、音楽鑑賞、投資
自己紹介:
50代の独身男性です。52歳でセミリタイアしました。オーディオ歴は20歳からなので30年以上です。住まいは愛知県です。

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