50代の独身男性です。早期退職した自由人です。趣味のオーディオや音楽について語ります。
ジェフロウランドのモデル2導入から、今日で3日目です。
一昨日から新しいパワーアンプに交換してオーディオを楽しんでいるのですが、ちょっとしたトラブルが起こりました。
アンプの電源は、スイッチ付きのコンセントにつないでいて、普段はコンセントのスイッチも切っているのですが、そのスイッチを入れたときに、スピーカーから、プチっと音がします。
そんなに大きな音ではなく僅かな音ですので、まあ仕方ないかと思い我慢していました。
これは買って最初につないだ時からありました。
そしてつないだ最初の日には、一度コンセントのスイッチを入れただけで、勝手にアンプの電源がオンになってしまい、その後気付かずにプリアンプの電源を入れたら、今度はボンッというすごく大きな音がして、びっくりするとともに、スピーカーまたはアンプが壊れてしまったのではないかと焦りましたが、壊れてはいませんでした。
その後は電源を入れる時には注意深くしていたのですが、やはり前のアンプが何のトラブルもなく作動していたので、今回のアンプは、小さな音であるとはいえ、コンセントのスイッチを入れたときの、プチっという音がどうしても気になっていました。
そして今日、アンプの電源を入れようと、電源スイッチを押したところ、電源が入りません。
あれっ、これはおかしいぞと思い、もう一度押したら、今度は普通に電源が入りました。
ちゃんと普通に奥まで押し込んだのに電源が入らないなんて、故障だろうかと思い、何度か電源を切っては入れを繰り返しましたが、その後は問題なく入りました。
それでも今までこのようなことはありませんでしたので、気分がすごく落ち込みました。
気になって音楽にも集中できず、また電源を切って入れ直してみたら、またスイッチを押したのに電源が入らないということがありました。
しかしその後はまたちゃんと電源は入りました。
電源が全く入らないというなら明らかな故障ですが、たまに入らない時があるというのは、故障とは言えないかもしれませんが、トラブルには違いありません。
途中で電源が自然に切れてしまうとか、そんな重大なトラブルではありませんが、1回スイッチを押していないのに勝手に電源が入ったかと思えば、今度はスイッチを押しても電源が入らないということが2回ありました。
どうもこのモデル2、電源スイッチに難がありそうです。
オーディオは車とよく似ていて、日本製品の新品なら、まず最初から故障ということはありませんが、海外製品は、使い勝手が悪かったリ、故障も多いのが難点です。
おまけにこのアンプのような、製造から28年も経っているビンテージアンプとなると、故障しても部品がなかったり、オーディオショップでも修理ができないとなると、海外のメーカーへ送ることになり、例え直ったとしても莫大な修理代を覚悟しなければなりません。
ネットで見たところ、ジェフのアンプの修理代は、下手をしたら何十万、最低でも10万円はかかると書いてありました。
そうなると中古で22万円で買ったアンプだと、修理するより別のアンプを購入した方が安くつくなんてこともありえます。
何とか故障だけは避けたいところです。
車でもエンスーとか言って、年代物の外車なんかに乗っている人は、故障はしょっちゅうで、修理代もすごいと聞きます。
私にはそんな趣味はとてもできないなと思っていますが、オーディオでも似たようなものです。
昨日は思っていたほどいい音で鳴らなかったということで、ちょっと落ち込みましたが、今日は電源スイッチのトラブルで、さらに落ち込みました。
もちろんあまりに頻繁に電源が入らないような事態になったら、一応買った店の保証が6か月ついていますので、またメールで連絡して、修理に出すと思いますが、まだ今の状態では故障とまでは言えませんので、もう少し様子を見ます。
まるで私の体の不調と同じようです。
今日、やはり血圧の薬を飲むと目が痛くなるので、内科へ行って元の薬に戻してもらいました。
体の不調に比べたら、たかが機械ですので、まだいいとは思いますが、それでもやっぱりストレスです。
車も結局原因不明の水漏れが続いたり、中古車は何かと故障やトラブルが多く、それが嫌なので、今回思い切って新車の購入に踏み切りましたが、さすがにアンプとなると、新品は馬鹿高いですし、私が夢に見た理想の音は、ジェフロウランドのモデル2という28年も前に発売されたアンプでしか聴くことができず、いくらお金を出しても、新品のアンプでは出ない音なのですから仕方ありません。
今までのアンプなら動作に何の問題もなく使えていましたので、無理にアンプを交換などしなければ、無駄な出費をしなくても済んだ上に、こんなトラブルのストレスに見舞われることもありませんでした。
車のように動けばいいという考え方なら、オーディオだってちゃんと音が出ればいいということですが、なぜか私はそれだけでは満足できずに、理想の音を追いかけてしまいました。
結果として失敗だったわけですが、モデル2を買ったことを後悔しているかと言うと、後悔はありません。
だって買わなかったら、いつまでたっても理想の音が忘れられず、欲しくて欲しくて、欲求が収まりませんからね。
買って、つないで、音を出してみて、それでああこの音かとわかったので、さすがにもう諦めはつきます。
ただそれは音に対しての諦めであって、故障は困ります。
人生思い通りにはいかないものです。でも28年落ちの中古ですから、これくらいはあってもおかしくないというか、当たり前なのかもしれません。
どうして私はこんなに不幸なんだろうと考えるのは、ちょっと違うのかもしれません。
とにかくもうしばらく様子見です。
また悩みが1つ増えてしまいました。
でもこれって贅沢な悩みですかね。
どう考えても体の不調に比べたら、全然なんてことないですよね。
それではまた。
同じアンプでも、スピーカーやプリアンプ、プレーヤーなどの他の機器との組み合わせで、音は変わってきます。
音質を決めるのは、スピーカーが一番影響力が大きいと言いますから、スピーカーとの相性がいまいちなのではないかと思います。
ショップで聴いた時のスピーカーはJBLのスピーカーでした。
ジェフロウランドのアンプは、どうもJBLのスピーカーと相性が良く、B&Wとはいまいちなようです。
それでも有名なオーディオ評論家でも、ジェフロウランドのアンプとB&Wのスピーカーを組み合わせて聴いている人もいますので、よくわかりません。

プリアンプも違いますし、電源環境や、ケーブルでも音は変わりますので、なかなかショップで聴いた音を再現するのは困難ですが、それにしても、あの時聴いた音は何だったのだろうと思う程、全く別物の音でした。
ジェフロウランドのアンプも時代とともに変わり、今の新型アンプは、往年のアンプに比べると、その独特の音質の個性がだいぶ薄れたように思います。
それでもジェフロウランドのアンプは、よくオーディオ雑誌にも書いてあるように、音に艶があり、独特の光沢感というか、シルキータッチとか、輝くジュエリーのような音とか評されていて、特にピアノの音が輝くような艶のある響きで、空間を飛び交うピアノの音には、うっとりするというよりは、ぞくっとして鳥肌が立ちます。
雑誌で読んだだけなら、ただ言葉から音を想像するだけですが、私はその言葉通りの音を、オーディオショップでの試聴で何度か聴いたことがあります。
その中でも一番だったのが、今回購入したモデル2の音でした。
もともと私はジェフロウランドというブランドが好きで、デザインも好きですし、そして何といってもその個性的な音質に魅了されました。
最近のアンプは音が変わって、性能は上がっているのかもしれませんが、ジェフらしさという点では個性が薄くなったようです。
しかし私の今まで使っていたモデル10は1999年の発売、今回購入したモデル2も、1994年発売のアンプで、いずれもいわゆるジェフロウランド絶頂期のアンプですから、もっとジェフらしい独特の音で鳴ってもらいたいものです。
それがなぜか、私のシステムではそのような音が出ません。
いったいなぜなんでしょうか。決して悪い音ではないのですが、やはり鳥肌が立ったあの音とは全然違います。
確かに前のモデル10とは多少は音は変わりました。

エネルギッシュになりました。モデル10はもっとおとなしいイメージでした。
アート・ペッパーのサックスに艶が乗って、今までより音が前に出てきます。
低域も前より良くなっているように思います。
それらは良くなった点ですが、逆に悪くなった点もあります。
それは空間表現です。
モデル10では音は前に出てこず、優しい音でしたが、空間感があり、オーケストラのスケールがもっと大きく、立体的にステージが感じられるように鳴っていました。
今度のアンプでは、クラシックが全般的にちょっとうるさく感じてしまいます。
というように違いはあるのですが、それはあえて比べたらという程度の違いであって、劇的に音が変わったという程ではありません。
一長一短があるので、アンプを変えて音が良くなったとも悪くなったとも言えません。
今まで使っていたモデル10の方が発売当時の定価は高く、130万円です。私は確か2004年ごろに中古で買いましたが、それでも80万円しました。
今回購入したモデル2は、定価が100万円、そして発売から28年たった今、22万円で購入しました。
今の値段こそそこまで高くはありませんが、現行モデルのジェフの中堅パワーアンプは300万円もします。
ハイエンドオーディオの値段はこの10年ほど、うなぎ上りに上がっています。
とにかくジェフロウランドというブランドが、車で言うならランボルギーニかフェラーリといったような、超高級ブランドですから、安価な商品はありません。
いわゆるハイエンドオーディオで、音楽を聴くための機械としては、全くの贅沢品です。
オーディオはよく車に例える人が多く、似ている部分が多いと私も思いますが、それは実用だけを考えたら、いくらでも安いものがあるのに、あえてそんな高額のものを買うのは、性能がどうとかだけでなく、それを所有する喜びが大きいと思うのです。
私が今回買ったモデル2も、もう発売から28年も経っていますから、当然ビンテージアンプの部類でしょう。
輸入品ですから、車で言うなら28年落ちの外車のスポーツカーといったところです。
明らかに趣味の贅沢品です。
最初から音を知っていたら買わなかったと思います。たいして違いがないのですから、今まで使っていたモデル10のままでよかったのです。
でも私はいまだにオーディオショップで聴いた、鳥肌のたったモデル2の音が忘れられません。
私は夢を買ったのです。前に書いたように、宝くじを買ったようなものです。
そして結果はハズレでした。
しかし本当にショップで聴いた、あのとろけるような美しい音は、一体何だったのでしょうか。私は幻を聴いていたんでしょうか。
まだちょっと納得がいかないところはありますが、さすがに私もこれで気が済みました。
幻の音を求めて、今度はプリアンプを変えてみようとか、まさかスピーカーまで買おうなどと考えるほど愚かではありません。
これで趣味のオーディオは完全に終わりにします。
もちろんオーディオで音楽は聴いていきますよ。新たな機器を購入することはもうしないということです。
確かかなり前にそう誓ったはずでしたが、今回は自分で決めた約束を破ってしまいました。
でももう本当に気が済みました。
なかなか思い通りにはいきません。でもそんなもんでしょう。
それよりアメリカの利上げ継続のせいで、株価が心配になってきました。
2023年には景気後退入りが確実だとか。
そっちの方を心配しましょう。
それではまた。
スポンサーリンク
カレンダー
スポンサーリンク
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
スポンサーリンク
最古記事
スポンサーリンク
楽天市場
Amazon